2018/05/18 ゼミ

今日は、今年活動をゼミに依頼してくださった方々がとの初めての顔合わせでした。

 

その会社について私は、もっと堅いイメージをもともと持っていて、だけど実際に来た方々の雰囲気や話している内容を聞くに、少し思っていたよりラフな方々でした。

実際その会社に限らず、なんとなく有名なメーカーさんはそういうイメージありました。

 

たぶん今回のことに一番かかわることであり、私がすごい興味を持って聞けたのは、「これをつくる」とかではなく、価値体験の提供に関する話でした。

 

今回は歯磨きに関することで、「この歯ブラシほしい」とかじゃなくて「これ使ったら磨くのたのしい!」といったようなことです。今現在あるものは、「磨きやすいはぶらし」「よく汚れが落ちる歯ブラシ」など、その歯ブラシを使うことによってより「磨く効果」が上がります。これは確かによく磨けるので、使えば虫歯になることも少なくなるかもしれません。

でもそうじゃなく、そもそも磨くこと自体めんどくさいし、そこに時間使うのも嫌だし、と思ってる人が多く、いい商品を使っても、その効果が十分発揮されるぐらい使えるのか。このめんどくささを感じさせないために、歯を磨くことは「楽しい」と思わせる。このような価値体験が生まれるものを今回主に考えていく活動です。

 

 

それと、企業のNさんが好きだと言っていたCMがあり、その企業のCMをみんなでみました。それは口臭ケアについてのCMでしたが、「臭くならないように予防」ではなく、その先の、「自分の口臭についての悩みが解決すれば、自信をもって口が開ける(話せる)し、より近くで話せるから人との距離も縮まる」というものでした。使う価値は、「問題解決」だけではなくて、「その問題が解決すればどういうことがあるのか」について考えることの大切さをすごく感じました。これを考えるのがまた難しいんだろうとは思います。