2017/07/14

今回は、八月に私たちが観察調査に入る工作体験教室を実施する会社の方に、実際に来ていただきお話を伺いました。

 

まずは売り上げの話や、前回出た事前準備内容について。また、この工作体験教室に参加する子供たちの話を聞きました。

売り上げの点では、Amazonの値段表示の仕方について、社のネームについて聞きました。Amazon機械的に安く売っている会社を探し、その値段を表示するため、製造会社が出している定価より低いものがあればそちらから売れてしまい、製造会社自体の売り上げに影響するそうです。

事前準備の話では、「観察ポイント」よりも「態度」が大事であると学びました。こちらから、「こうしてほしい」というように伝えるばかりになるのではなく、相手がこちらにどんどん話してくれるようにするにはどうすればよいのかについて考えました。観察の仕方としては、ずっと対象を見ていると、手元だけや目線だけというように一点に集中して観察してしまうため、ズームアウトして、広く観察することが大切だと伺いました。

参加する子供たちについては、比較的おとなしいという話を聞きました。また構造について興味を持って、かなり聞いてくる子供たちもいるそうです。

私たちの参加の仕方としては、アルバイトスタッフという形で入るようで、子供たちの手伝いは、基本的に子供の力ではできない時に手助けしたり、道具の使い方が間違っているときに手伝ってあげたりすることです。

ここまでが工作体験教室についてのお話でした。

 

その後、先生からお話がありました。

まず、先生が以前家を買った時の話を聞きました。家を売っている側が、「買う」というワードを出すことなく、話が進み、買うことになっていた。というか買いたいと思っていた話でした。この話を聞いていても、やはり「概念化」が使われており、これを上手く利用できることがどれほど大切か、また話を聞きだす能力の大切さを感じました。

次に、「フィールドワークの技法(著:佐藤郁也)」を用いてフィールドワークのお話がありました。これは最初の事前準備と似たような話で、観察の仕方についてのお話でした。

 

今回また色んな観察の仕方や話し方、概念化の話しがあり、少し分かったような(分かってないかもしれませんが)気がしました。それと、一番その感覚を身に着けるために必要なのは、普段から意識することなのかな?と思いました。